2013年07月29日

週末特別号 7月28日 その4.

その4.まとめ

 最後に、もう一度全体を俯瞰してみると、各国のMFIの現状と、企業のビジネス状況については、以下のようにまとめることができる。
 
 コートジボワールは、市民の経済活動の縮小・停滞によって、MFIの事業も停止・縮小・停滞を余儀なくされている。それでも活動を続けるMFIは対象をごく一部の超優良企業に絞り込み、そこに対して比較的大きな融資を実行している。今後経済の再興が進み、市民の経済活動が一層活発になると、現在の同国のMFIの状況では需要にますます対応できない状況となりうる。
 
 ガーナは3か国間の比較に限っては、全ての指標について良好な数値を示している。行数も多く、人口比ローン貸与人数もそこそこ、一人当たり貸与額もコートジボワールほどではないにしても大きい。急速に進むガーナの経済発展を受けて、MFI自体が活発に事業を展開していることがうかがえ、ひいてはガーナの小零細企業の経済活動も活発であると推測される。
 
 セネガルは、全ての指標が非常に良好である。ローン貸与者一人当たりのローン貸与額は3か国の中で最も小さいものの、人口比ローン貸与人数及び人口比預金者数は他2国に比べ最も大きく、市民の金融アクセスが他2国に比べると高いことがわかる。この3か国の中では、経済規模が最も小さな国であるにもかかわらず、市民の経済活動とMFIの事業活動は最も活発に行われている国ということができる。

以上。

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posted by kanekoci at 09:48| Comment(0) | 特別号 | 更新情報をチェックする
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